アトピーのこと

常々思う、アトピー性皮膚炎の治し方はあるのか③

アトピー性皮膚炎の治療うんぬん、より先に

それに付随して、重要なことがあった。

長期的に病気などで悩む人の多くが、経験あるのでは?

それは、

健康法を色々と勧められたり、

「これ効くで」と強引に言われたり、

ええ先生(医者とは限らない※)いるで攻撃、

「〇〇温泉がええらしいで」とか

「これ食べてみ、肌にええんやて」とか、の

善意も、金儲け目論見な人も含むゴチャゴチャ状態の

数々のおススメを、上手く断る能力

 

②でも触れてるけど、アトピーになって十年間

ホンマ、色々と勧められて。

もちろん「何とかしてあげたい」という善意は伝わる。

けど、勘弁して欲しかった。

ゆっくり考えさせて。そう言いたかった。

当然ながらアトピーは肌の病気。人目につく。

嫌でも他人に病気と判ってしまう。

だから、他人が簡単に口を出せてしまう面がある。

 

病んでいて自分自身に余裕がない、

何が適しているか?判断する材料もない、

誰にも頼れない(という心境)不安、

実際に体の辛さ、症状の重さによる苦痛、

治療して完治できるのか未来への不安、等々。

それらを抱えているところへ

医師でも専門家でも、自身が体験して克服した訳でもない

ただの素人が思い付きで「良かれ」と

色々と提案してくる、それも、複数!!

この問題と『取り組む』必要があった。

アトピーを治す以前の段階で、寄ってくる情報の取捨をして

不要なものは断り(断った相手は気を悪くするオマケ付き)、

自分で判断して選び取る為に、全神経と思考フル回転。

もの凄い労力を使う。

善意って判る、良かれって思ってくれての意見って判る。

でも、ゆっくり考えて答えを出す時間は欲しい。

その自由も認めて欲しい。欲しいばかりでごめん、

でも、それが偽りのない願いだった。

え?そんな大袈裟な?って言わないで欲しい。

頻回に「お断り」する機会があるって、実はストレス。

まして、お勧めしてくる相手も自分も、経験ないこと。

結果も予測できないこと(治療であっても)。

敢えて、こんな事を書いているのは、実は、

良かれと思ってアトピーに効く『何か』を勧めてくる人達は

なぜか理解できないのだが、決断を急がせる傾向があった。

私の周囲だけ??関西の田舎の人特有??よく分からないが

やたら「返事、はよ頂戴」って感じで勧めてきたのだ。

今やったら安く買えるで、

今しか〇〇先生は時間とってくれへんで、

もうすぐ締め切らはるで、等々。

「ボロボロの皮膚で可哀想やし1日でも早く楽になり」

そうゆう善意もあったと思う。

しかし、治療方針に口出しされ、決断を急かされるのは

患者である私には、とても辛かった。

10代や20代では抗うことも難しくて

お礼を述べ丁寧に説明し、お断わりをしても

嫌なことを言われ、捨て台詞を吐かれる。

結局は疎遠になるし、おそらく陰で悪くも言われたし、

良い事など何もなかった。

 

一度や二度でなく、アトピー治療に関してお勧めで何度も

こういった経験を10代20代で、何度もしている。

精神面、今風にいうと「メンタル削られる」事が多かった。

これって治療の前段階で発生する出来事で、

肝心の治療にたどり着くまでに、こういう悶着を多々。

そうすると精神状態が安定せず、気持ちが荒れて

自分にとって最適な何かを掴み取る『握力』が弱まる。

その時の自分にとって正しい判断は、平常な心でしか出来ない。

健康な人でも若い時は、色々と惑う事に溢れている。

病などトラブルを抱えた身では、一層、世間がこわい。

アトピー性皮膚炎に限らず、病気の治し方、の中には

『メンタルの保ち方』も含む。無視できない課題と思う。

皮膚が荒れていると、病気でタダレていると、色々言われる。

嫌な事を言われたり、蔑まれたりもした。

その中で、自分のメンタルが削られては修復をして、

自分を保つこと。治療前も治療中も、大切なこと。